イベント概要
気候変動、人口減少、急速なデジタル化など、社会や企業を取り巻く環境はますます複雑化しています。例えば、異常気象によるサプライチェーンの混乱やコスト増大、気候変動対策としてのCO2削減対応が求められています。また、都市圏への人口流出による労働力不足の深刻化や、デジタル技術を活用した事業の転換、体制・雇用制度の変革も急務です。こうした変化にどのように対応すべきか、不安や戸惑いを感じている方も多いのではないでしょうか?
経営者であれ、有識者であれ、どこに向かえばいいのかわからない、「正解」がよくわからない。 立ち向かう課題が大きく複雑で、ひとつの組織では解決しそうにない。
だからこそ、そんな状況に対して、フラットな対話をベースに一緒に知恵を出し合える、多様な人で構成されるコミュニティや、そこで導き出された集合知をもとに、よくわからなくても共に一歩踏み出すアクションをしていくことが必要です。いまの仕事の中で求められる「正解を導き出すための直線的なマインド」に加えて「よくわからない状況の中でも、他者と探索を繰り返してみる循環的で共創的なマインド」の習得が未来を創る人材には不可欠になります。
そのような状況に向けた取り組みの一歩として、「とやま共創実践ラボ〜共創型アクションに向けたマインドセット養成プログラム〜」を開講いたします。
本プログラムでは、受講いただいたみなさまに「共創型アクションに向けたマインドセット」を体験いただくと同時に、富山県の「未来を待つのではなく、未来を創り出す」マインドを持つコミュニティとして継続的な関係性が続いていくことを期待しています。
こんな方におすすめ
- 皆が意見を出し合える、若い人にとって魅力的な職場を創造したいマネージャーや経営層の方
- 今後の社内ディスカッションの活性化のための創造的な思考法を学びたい方
- 異なる背景やアイディアを持つ人が集まり共創する場をつくりたい方
- 富山や富山県内の組織が抱える具体的な課題について一緒に考えたい、課題解決に向けて行動していきたい方
講座内容
本プログラムは、複雑な課題や変化に対するアプローチとして注目される「システミックデザイン」の理論をベースに、多様なステークホルダーと分野横断的に望ましい未来に向けたアクションを共創するプロセスとマインドの体験を目指す「経験学習」のプログラムです。
1日目:関係性と共通認識の醸成
- イントロダクション(本講座の背景等)
- アイスブレイク
- ロングチェックイン
- 三人対話
- ゲストトーク:富山県議会議員 藤井大輔氏「富山のいまとこれから、課題と可能性を探る」
- 出発点となる問いの設計
2日目:未来の兆しの収集と発掘
- イントロダクション
- ワーク:異なるリーダーシップを理解する
- 問いを深めるグループ対話とチーム決め
- ワーク:共創の状況を理解する
- 未来洞察の紹介
3日目:アクションの方向性の検討
- イントロダクション
- 未来洞察:シグナルカードの共有
- ワーク:異なるアイディアを受け入れ発展させる
- 未来洞察:パターントレンドの発掘
- アクションプラン作成の準備
4日目:アクションプランの作成と振り返り
- イントロダクション
- アクションプランのブラッシュアップ
- 各チーム発表
- プログラムの振り返り
ゲストスピーカーのご紹介
藤井 大輔(ふじい だいすけ)氏
プロフィール
富山県生まれ。大阪大学経済学部を経て、株式会社リクルートに入社。2004年にはフリーマガジン『R25』を創刊し、編集長として毎週60万部発行する。40歳を機に地元・富山に戻り、高齢者福祉事業を行うかたわら、社会福祉士の国家資格を取得し、地域包括支援センターでも勤務。2019年4月、富山県議会議員に初当選。
藤井様には、1日目のゲストトークにて、富山のいまとこれからをお話しいただきます
※ 講座詳細は検討の上、微修正する可能性があります。
※ 一日目のゲストトークのテーマは変更になる可能性があります。